■事務局ひとり言■
北風の強い日、枯葉が路上に舞っていました。街路樹の中には、葉を落とし幹や枝ばっかりになった樹も見受けられ、冬支度が駈け足でやって来ていました。11月中頃には、一足早い雪の便りがある一方で、軒下のツバキ(椿)の蕾は日に日に大きくなる様に感じます。季節の移り変わりに、やや鈍感な大都会においても、せわしない年の暮れを意識するようになりました。アッという間に過ぎ去った今年を振り返ってみたのでした。 松下電器創業者の松下幸之助氏は、1929年ニュ−ヨ−ク・ウォ−ル街の大暴落の年の瀬に、病臥中であったといいます。売上が半減、在庫が急増し、倉庫に入りきらない状況で、しかも手元に現金はなく、あるのは借金ばかりという大ピンチを迎えたそうです。病床にありながら、数日間、考えに考え抜いて、脳髄を絞る様にして知恵を出し、決断して倒産を回避されたそうです。松下氏は、今でも経営の神様として称えられています。 神様がいる一方で、半世紀以上もただぼぅ−と過ごしてきたのが私でしょう。結局のところ、行き当たりばったりで、ただ単に馬齢を重ねただけでした。それでも唯一の救いは、あちこちにガタがきているであろう、ポンコツ車(体)の無事でした。風邪などに臥すこともなく、365日、元気でした。丈夫に産んでくれた親、身の回りの世話、多くの食物(命)を頂くなどして成り立っている、この健康体の有り難みに深く感謝したのでした。 今後の仕事のこと、健康を考えてみると、いくつかの課題が残ります。よく考える、よく噛む、よく歩くなどでしょうか。子どもの頃に舞い戻ったかの様な生活態度・習慣ばかりです。いい大人が、というより私はむしろ老人化して、子供返えりしているのかも。そういえば、先日、病院で血圧測定をしたところ、先生は「低血圧だね。小学生のような血圧だよ」と言って笑いました。素直に喜んでいいのかどうか。脳の中身は小学生以下かも知れません。いずれにしても、サビついてしまった体を、上手に使って生きていくしかありません。毎回、取り留めもない駄文に、お付き合い頂き感謝しています。 |