自らをリーダーとして育てよ

●リ−ダ−人材開発 轄総ロビジネスブレイン 新 将命(あたらし・まさみ) 氏

残念だが現在の企業にはリ−ダ−育成力がない。若いビジネスパ−ソンがいくら待っていても、上司があなたを手取り足取りしてくれることなど望めない。その原因の一つは、やはり結果志向が強すぎる現状です。もちろんビジネスは結果を出すことが最優先ですが、あまり短期的刹那(せつな)主義が強くなると、チ−ムワ−クや人を育てるプロセスがはじかれていく。つまり上司は自分自身をリ−ダ−として育てる余裕もなく、部下の育成も難しい。だからこそ頼るべきは自分自身だと心してください。

就職してまず実行するのは、仕事の食わず嫌いをせず、ボラのようにどんな業務にも食らいついていくこと。その中からこれだけは人に負けないという得意技をつかみとる。一つの会社で、できれば5年から10年は腰を据えながら。

仕事を深く掘るには、まず広く掘らなければダメなのです。そして人後に落ちないパ−ソナル・コア・コンピタンスを自分の軸にする。財務書表も読めるようにし、コンピュ−タ−や語学も頑張りませんか。若い人にはそれを吸収する力が与えられている。自分で立てた目標が、あなたを引っ張ってくれるはずですよ。

意見は時たま異なるけれど、ついていきたい上司がいる。逆に、言っていることは間違っていないけれど、どうも心を許せない上司もいる。何が違うのか。それは信頼できる人間力を備え、また部下の自己実現を考えているかどうかの差です。

仕事人を4つに分類すると。縦軸にマインド(人間力)、横軸にスキル(仕事)。どちらも高い人は「人材」、スキルは高いが自ら動くマインドが低い追随タイプは「人在」。この「人在」が日本企業の仕事人の8割だ。やる気マインドは高いが、まだ仕事はさっぱりの「人材」は新卒者であり、仕事力も人間力も低いのは「人罪」である。

仕事とは、自分も部下も幸せになって、会社や社会に貢献すること。誰もが自己実現へ向けて歩けること。だから面白い。いいリ−ダ−になって、引っ張っていきましょうよ。

新 将命へ

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