| ■成功の定義■
●作家 マルコム・グラッドウェル 氏 1963年生 「有意義な仕事」それこそが私の成功の定義です。複雑だが自主的に働くことができ、夢中にさせられてしまう。そして、努力に見合った報酬があるということが何より重要です。 報酬の総額がいくらになるかや、どれだけ権力を持てるか、どれだけ有名になれるかは重要ではない。大事なのは、仕事に夢中になれるか、朝起きた時に仕事をしたいと思えるか、夜帰宅した時に自分のやったことに満足できるか。それが、「成功」なのです。 ビ−トルズやビル・ゲイツ。「天才」と呼ばれ、常識では計り知れない「傑出した人々」も「1万時間の法則」という長い下積みがあってこそ。 これは心理学者の研究がもとになっています。それによると、作曲家やチェスのプレ−ヤ−ら様々な分野の成功者たちの多くは、その分野に精通するまでに1万時間、同じことを繰り返していた。1万時間といえば、だいたい10年間です。(1日3時間として。4時間なら約7年間)。これは、成功のための一つの法則にすぎないのですが、ハ−ドワ−クや経験が成功に結びつくことを示しています。 私自身も、新聞の世界で記者として「1万時間」の経験を積んでから著作活動に入りました。「1万時間」で作家として必要な基礎を得ました。加えて「幸運」が必要です。私の著作が読者の関心にぴったり合ったというのは、私の努力だけではどうにもならないことです。まさに運が良かったのだと思います。 休日は、スポ−ツの大ファンで、よくテレビ中継を見ています。ランニングもしています。川沿いやセントラルパ−クの周りを6マイル(1マイル=1609.3メ−トル)ほど走ります。時間があれば週に3〜4日。高校では1500メ−トルのカナダ記録を出したこともあるんですよ。いろいろなことを考えながら走っています。 |