朝顔は月や星のために咲いている

●朝顔の花が開く瞬間 福島県いわき市 主婦 安斉 タツ子 氏 59歳

朝顔の名前の由来が気になり始めた。単純に朝咲くからそう命名されたと信じていたのだが、よくよく見ると、朝8時ごろにはしぼんでしまう。

では、何時ごろに花は開くのか。その瞬間を見届けようと、深夜2時、外へ出てみた。最初は、つぼみが7つ。とんがり、ねじれた赤いつぼみに、白い線がついている。

30分後、ちょうど雨傘を開く途中のように、花びらが広がりつつある。次は2時45分、まさに白い縁取りのある赤紫色の朝顔が開く、その時だった。

空を見上げると、西の方に傾きかけた月。南南東にはオリオン座がまたたいていた。なんと、朝顔は月や星のために咲いているのだ。60年の年月を経て初めての経験だった。

前の「記事」へ戻る 「ボグ交差点43」へ 次の「記事」へ進む

 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ  「ボグ交差点・目次」へ