| ■電子商取引ビジネス■ 
光のうた
●世界一になる 楽天会長兼社長 三木谷 浩史 氏
大不況の中でも業績が良いのは、インタ−ネットシュッピングという手段が優れているからです。仮想商店街「楽天市場」は既存の通信販売ビシネスの延長ではなく、消費者は時間やコストを節約しつつ何千万の中から商品を選べる。コンピュ−タ−が「あなたにはこれがお勧め」「こんなファッションの組み合わせはどう?」と、どんどん勧めてくれる。(実際の店に買い物に行く)リアル消費の利便性を著しく高めた消費革命です。ネットで日用品を買うのが当たり前の時代はすぐそこまで来ています。
百貨店も、コンビニも7兆〜8兆円市場ですが、今や国内ネット小売市場もそれに匹敵する規模です。国内総生産(GDP)に対するネットショッピングの比率は米欧で1.5%くらい。日本は0.8%とまだ半分。少なくとも米欧レベルまでは伸びると思います。ファッションが多様で人口が密集し、流通も合理的な日本の特性を考えればもっと普及します。少なくとも消費の5分の1はネット経由になるでしょう。
楽天は今まだ国内産業にとどまっていて、時価総額では世界のネット企業で8位くらい。これから本格的な世界進出を進め、世界一のインタ−ネットサ−ビス企業にするのが僕の今の目標です。
ネット市場は今後も成長し最も価値ある市場になるでしょう。電子マネ−も普及するし、ほとんどのことがネットで出来るようになる。米国の救急病院に行くと、エックス線写真はネットを通じてインドの医者が診ていたりする。日本の医療の電子化は進んでいないが、これからはどんどん進む。どの薬が効くか、だれがどういう難病を治せるか、その医者にアクセスできるか、という情報が医療のベ−スになります。
世界経済におけるネットの役割は将来、今の何十倍にも広がるはず。そこで世界一になるということは、世界最大企業になるということです。

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