| ■うつ病のサイン・症状■
●うつ病のサイン・症状 東京女子医家大学教授 坂元 薫 氏 ある調査では、うつ病患者の9割近くが最初は内科や婦人科など、精神科以外を受診していました。そのためうつ病を見抜けず、悪化させるケ−スも少なくありません。仕事熱心、几帳面、責任感が強く、何よりも他人への気配りをいつも忘れない、こうした性格を「メランコリ−親和型性格」といいます。周囲の信頼も厚く、上司も安心して仕事を任さられるタイプです。弱点は、ノ−と言えず何でも引き受けてしまうこと。そこにうつ病発症の危険が潜んでいます。 うつ病の発症には、憂うつ感、絶望感などの気分の症状、何事もする気になれないという意欲の低下に加え、倦怠感、不眠、食欲不振、体重減少などの体の症状が必ず出ます。うつ病の人の憂うつ感は、単に憂うつというだけでなく、胸の圧迫感や吐き気がこみあげてくるような何とも表現しがたい身の置き所のない気分の悪さを伴った憂うつ感なのです。ひどい二日酔いを体験された方は、わかるかもしれません。うつ病では、お酒を飲んでもいないのに一日中そういう気分が続くことがあります。うつ病で自殺する人は死にたいから死ぬのではなく、「この苦しみから一刻も早く逃れたい」気持ちから命を絶ってしまうことが多いのです。 うつ病の引き金になるのは、定年、リストラ、転居、肉親との死別、妊娠・出産など、だれでも経験することです。うつ病は気が弱い人がなる特殊な病気ではなく、だれでもなりうる病気だと理解してください。 ●うつチェックリスト 以下の10の項目のうち、当てはまる項目の□にチェックを入れてください。 以上のチェック項目に該当するような症状が5つ以上、ほとんど一日中、毎日、2週間以上続く場合は、専門医に相談することをお勧めします。早めの診断が大切です。 |