●ファストフ−ドを気軽に

猫とチュ−リップ(影絵) 藤城清治 作
猫とチュ−リップ(影絵) 藤城清治 作

●ファストフ−ドを気軽に 鹿児島県 中村 義昭 氏 78歳

我々年寄りも外出先で時には軽くハンバ−ガ−でもと思い、若い人たちがよく立ち寄るファストフ−ド店を利用したい。だが、店内に入った途端、大声での決まり文句のあいさつに面食らう。

卓上の写真を見ながらようやく品物を注文すると、「○○はどうされますか」「○○をお付けしますか」「サイズは」「飲み物は」など、カタカナだらけの質問攻めに合う。

年寄りには質問の内容がよく理解できず、自分の要望をうまく表現できないことが多い。背中に次の客の視線を感じると、オロオロして店員から言われるままに「ハイハイ」と答える。そのため年寄りには食べきれない量を注文してしまい、無駄な食べ残しが出て余分な出費がかさむ。

そんなことから、年寄りは新しい食べ物を食べたくてもついおっくうになる。昔からなじんだ「うどん」「そば」などの和食に偏ってしまいがちだ。

店の側も若者向けだけではなく、年寄り向けに標準的な食べ物と飲み物のセットメニュ−をつくってほしい。ABCの3種類ぐらいを掲示してもらえると、年寄りも安心して利用できる。そうなれば、新しい食の楽しみを味わう年寄りも増えるのではないか。

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