●エンジョイ

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●結果はついてくる 千葉ロッテマリ−ンズ前監督 ボビ−・バレンタイン 氏

日本の野球界で、特に年配の人は「楽しんでいる」と聞くと「真剣にやつていないのではなてか」「日本の文化としての野球を冒涜するのではないか」と感じるようでした。だが、そうではない。練習を積んで試合に臨めば、自信も勇気もわいてくる。失敗を恐れることがなくなり、瞬間、瞬間の厳しい勝負を楽しむことができるようになる。

日本では、選手が失敗を恐れる気持ちが強いと感じます。選手の周りにいる考えの足りない人たちは、結果だけを気にする。すると選手たちも結果、結果と考えてしまうのです。打者が試合で最も楽しい瞬間は、いつだか分かりますか。相手投手の最高の決め球を、自分の最高のスイングでとらえた瞬間です。ホ−ムランという結果を喜ぶのではなく、投手を研究し、練習を重ねた結果、最高のスイングができたことを喜ぼう、というのが「エンジョイ」の意味なのです。プレ−をエンジョイするようになれば、結果はついてくるのです。

ファンのニ−ズは以前と変わっています。ただ3時間、野球の試合を見ればいいというのではなく、もっと多くのことを求めています。選手と写真を撮ったり、サインをもらったりするイベントもその一つでしょう。選手との交流の瞬間を通じて、野球体験の思い出は長く残ります。プレ−や勝ち負けだけでなく、球場に来ること自体を楽しいと感じてもらいたいのです。多くのファンを獲得できれば、球場を改修できるし、テレビで見たいというニ−ズも高まるでしょう。その収入で、プロ野球をより大きなビジネスにしなければなりません。それが年俸、選手のセカンドキャリアといった魅力的な環境を作るのです。大リ−グへ出て行こうとする有望選手に「なぜ出て行くの」というような環境が必要です。

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